7月28日20時～放送される奇跡体験！アンビリーバボーで放送される「東京パニック！警察官を銃殺、立てこもった逃亡犯！街中が一瞬にして恐怖に包まれる」1992年に起こった町田市立てこもり事件について詳しく見ていきます。
アンビリバボー1992年町田市立てこもり事件詳細
1992年7月8日、神奈川県大和市のホテルに潜伏していた強盗容疑の渡辺忠幸容疑者（当時23歳）を、神奈川県警の捜査員たちが取り押さえようとしたところ、男は拳銃を発砲して逃走した。この際に刑事部機動捜査隊員1名が殉職し、刑事部捜査第一課警部補1名が重傷を負った。
その後、犯人は子供を人質に取り、さらにトラックで逃走。横浜市でトラックを乗り捨て（子供も解放された）、通行人の女性に拳銃を発射して腕に怪我を負わせ、東京都と神奈川県の都県境付近で行方が分からなくなった。
警視庁と神奈川県警察で大規模な捜索を実施した結果、東京都町田市つくし野の民家で、男がこの家の老夫婦を人質に、立て籠もっていることが確認された。この際人質の奥さんが窓越しにサインを送ってきたという。
犯人は民家に逃げ込む途中、誤って拳銃で自分の左足を撃ち抜き負傷していた。また犯人は潜伏先のホテルで覚醒剤を使用していたことが判明した。
犯人の知人にあたる男性が警察への協力を申し出て、犯人を説得したところ、犯人は逃走用の車の用意と、知人の男性に車を運転することを要求した。犯人と人質が逃走用の車に乗り込んだ際、知人の男性が、犯人の持っていた包丁を押さえつけ、その隙に警視庁の特殊犯捜査係が犯人を制圧し7月9日12時40分に逮捕された
当時の映像がこちら↓
渡辺忠幸容疑者の前科
犯人は以前より覚醒剤を常習し、1990年には覚醒剤の所持により執行猶予付き有罪判決を受けていた。その後も覚醒剤の濫用は止まず、本件の直前にも金銭目的から窃盗や脅迫、強盗を繰り返していた。
執行猶予中に再逮捕されれば長期の懲役は免れないと考え、知人の暴力団組員よりトカレフTT-33を購入、今回の事件を起こしたとされる。
被害者は誰？
神奈川県警はホテルに潜伏中の渡辺容疑者が拳銃を所持しているとは思わず、捜査員に拳銃を携行させないまま現地に向かわせたことが、後に初動捜査のミスとして批判を受けた。なお、神奈川県警は犯人が刃物を用いて強盗を繰り返していたことから、捜査員に防弾チョッキを着用させていたが、犯人の発射した銃弾は防弾チョッキの防弾板の継ぎ目をすり抜けて先頭の捜査員の胸部に命中。この捜査員は心臓を撃ち抜かれて即死し、身体を突き抜けた銃弾は後方に立っていた別の捜査員の足に命中し、重傷を負わせた。
・刑事部機動捜査隊員の鈴木将人巡査が殉職
・刑事部捜査第一課警部補1名が重傷
・通行人の女性に拳銃を発射して腕に怪我を負わせている
この事件がもとで、新型の防弾チョッキの開発がすすめられたのですね。
トカレフの7.62x25mmトカレフ弾は貫通能力が高く、当時警察が用いていた防弾チョッキでは仮に防弾板の部分で銃弾を受け止めたとしても貫徹されてしまったであろうとされており、この事件が契機となりトカレフ弾にも耐えうる新型の防弾チョッキの開発が進められるようになったとされている。
犯人の渡辺忠幸容疑者の現在は？
1993年5月10日、横浜地方裁判所は犯人に対し無期懲役の判決を言い渡し、1995年9月に最高裁判所への上告が棄却され刑が確定した。
29年も前の事件ですので渡辺容疑者も現在は52歳。
無期懲役でも刑務所から出てこられるとご説明しましたが、実際のところは何年で刑務所から出られるのでしょうか。一説によると、「入所後10年を過ぎると刑務所を出られる」「無期懲役の平均滞在懲役期間は25年だ」とまで言われています。
出典：刑事事件弁護士ナビ
無期懲役でも仮出所は可能との事で調べると
「入所後10年を過ぎると刑務所を出られる」「無期懲役の平均滞在懲役期間は25年だ」
これを思うと29年が経過している事を思うと出所しているのでは…？と思ったりもしますが。
無期懲役で仮釈放が行なわれるのは、入所から30年経った後からです。更に、仮釈放がされること自体が稀で、2014年時点で1,800名程度いる無期懲役囚に対し、年間で10人に満たっていません。割合にすると、0.3％程度です。
出典：刑事事件弁護士ナビ
こういう凶悪事件の犯人が出所してると思うと恐怖ですが、
このデータを見ると無期懲役で仮釈放された人はあまりいない事が分かるので安心です。
と言うか無期懲役でも仮釈放が認められるのも法律的にどうなのかと思ったりしますね。
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